年賀状とインクの関係

年賀状作成とインクジェット複合機で使うインクの説明

MFC-J904Nインクの激安を純正、互換、詰め替えの比較【2021年】

ブラザー プリンター A4インクジェット複合機 MFC-J904N (FAX/Wi-Fi/自動両面印刷/スマホ・タブレット接続/ADF/レーベル印刷)

ブラザー2021年発売MFC-J904Nのインクですが

4色ブラック・シアン・マゼンダ・イエローで構成されていますが

お得なブラック2個パックや4色まとめパックが用意されています

 

LC411という品番ですが

 

ブラックが顔料でカラーは染料です

 

インクには純正はじめ互換、詰め替え、リサイクルと数種存在します

複合機やインクに携わって30年以上の筆者がMFC-J904Nインクを詳しく解説します

 

 

MFC-J904Nインク純正

LC411-4PK>>

LC411BKー2PK>>

 

LC411BK>>

LC411C>>

LC411M>>

LC411Y>>

 

「ブラックからシアン・マゼンダ・イエロー順での純正インクですが

ブラックは約375枚でカラーは約500枚」

 

 

MFC-J904Nインクは発売間もない場合は純正以外のものは

直ぐには出てきません

 

それを差し引いても純正が基本だと思います

ただ高品質は納得だけど高価であるのは間違いありません

 

年賀状でも少々刷るともう無くなったのって驚くことも

 

メーカーからの立場でいうと純正の消耗品は利益の源です

上場している企業が多いと思いますが赤字は出せない、株主、配当

多くの社員の給料など安定した利益が必要です

 


なので純正インクが高価なのは外せないものとなっています

そしてメーカーの販売網や裾野は意外と広いのです

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このような事からインクの販売価格はもう出来上がっていると思います


この純正インクに対抗として詰め替えインクや互換、リサイクルというものがあります

ただメーカーとはであることは忘れてはいけません

 

 

 MFC-J904Nインク互換

互換インクはメーカーとは対の業者が新品相当品の商品を販売します

当然純正ではないので海賊版と呼ばれることも

 

 

純正品のようにインク交換で使えるので面倒なところはありません

互換インクの唯一で最大のメリットは価格です

 

例えば純正インクに比べると半値以下になります 

 

ただ互換インクにはデメリットが多いので要注意です

  • 純正品ほど高品質ではありません
  • メーカーとは対なので故障時など互換インクの問題になりかねない
  • 互換業者は小企業が多い
  • 例えば初期不良で業者が対応してくれても手続きや交換作業で業務が遅れたり面倒な事も

 

 

MFC-J904Nインク詰め替え

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詰め替えインクは一番価格が安い可能性があります

ただ詰め替えもデメリットがあります

先の互換とダブるところも多いです

(互換のデメリットを参考に願います)

 

 

詰め替えで面倒なのは自分で液をカートリッジを挿入するところ

手が汚れる可能性があったり地面を汚さない段取りも必要です

 

 

MFC-J904Nで詰め替えと互換インクはどっちがいいのか

どちらもメーカーとは対です

面倒なのが嫌なら互換価格を追求や液の容量を自由にしたいなら詰め替えでしょうか

 

 

MFC-J904Nリサイクルインク

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リサイクルインクとは

メーカーとは対の業者が純正のインクカートリッジの使用済みの空を集めて

(量販店や施設で空を集める箱を見たことあると思います)

海外に持っていて洗浄クリーニングや破損の選別をしますそして液を挿入に日本でリサイクルとして販売しています

 

エコリカという業者が有名です

 

リサイクルのメリットは価格ですが純正よりは安いですが

互換や詰め替えほど安くありません理由は海外輸送、人件費など経費がかかります

なのでインクの値付けが中途半端になります

 

価格を追求でいうなら互換や詰め替えになります

 

リサイクルインクのデメリットは思ったほど価格が安くない事と

機種が限られてくることです

機種を絞らないと利益が出にくいので互換や詰め替えに比べて使用できる機種が少ない 

 

最近エコリカという業者はキャノンを提訴しています

インクカートリッジのチップをメーカーが触れなくしたことによってエコリカが商売出来ないという内容です

 

MFC-J904Nインクのまとめ

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MFC-J904Nインクはまだ新しいので互換や詰め替えは見当たりません

現状は第一は純正となります

 

メーカーは純正で互換や詰め替えは対なので先のエコリカのように裁判で争った過去があります


純正以外の使用は自己責任となります

 

だから純正以外の互換を詰め替えを使うなら1円でも安い業者ではなく

大手の会社や小さいくでも社長の顔が見えるようなところがいいのではないでしょうか


インクには染料と顔料があります

 

染料インクは表面に染み込ませるイメージ

顔料インクは用紙の表面に付着します

 

だから染料インクは光沢紙への印刷刷る場合に用紙の質感がそのまま印刷結果に

光沢感のある写真印刷が可能です。

コピーや文章にも印刷できるので幅広い活躍ができます


では顔料インクは

インクが用紙に染み込みにくいわけですだからインク径が広がらずよりくっきりとした印刷が可能となります

 

他にも顔料インクはオゾンや光の分解がされにくいので変色しにくい耐久性や水濡れでも滲みにくい特性だといえます


MFC-J904Nインクでも顔料インクと染料インクを使うのは

永年維持や発色のいいとこどりってところでしょうか

 

 

メーカーのカタログや取説を見てると純正インクを使用することによって最大限の色域を出せることが記載されています
他にも純正を使わないで印字すると機械のトラブルの原因というような記載もあります

 

メーカーも非純正インクにおいてかなり悩まされているのが伺えます

 

MFC-J904Nインクでも純正インクを激安にするのはハードルが高いです

 

昔ですがOEMインクのような話があったのですが1個単価が低いので送料などの問題で流れたこともありました

 

純正インクを激安にするというか少しでも安くするならメーカーと直で交渉するようなパワープレーがとも思いますがそれでも成立するかわかりません

 

純正インク以外を使うにはリスク管理も必要であるとだけお伝えします。

 

純正インクではなく互換品業者が裁判で勝つ

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2021年9月30日裁判の判決が東京地裁であった

 

インクジェットプリンターの設計を変えて純正品のインクしか使えないようにしたと

互換品カートリッジを販売するエレコムなどがブラザー工業を相手取り

設計変更の差し止めと約1,500万円の賠償を求めた訴訟

 

 

裁判長は設計変更が独占禁止法違反(不公平な取引方法)にあたると認めた

約150万円の賠償をブラザーに命じたというもの

 

 

この裁判の内容ですが

ブラザーは2018年12月以降製造販売したプリンターについて

インクの読み取り機能の設計を変更し互換品を認識しないようにした

 

プリンター製造のメーカーはプリンターや複合機の本体を抑え

利益率の高い純正品インクを継続購入してもらうことで収益を上げていると指摘

 

互換品が売れれば売れるほどメーカーの経済的打撃が大きくなると説明

そのうえでブラザーの設計変更の目的は互換品の販売を困難にするためとし

消費者が純正品を購入せざるを得ない状況になった事を認めた

 

このため設計変更は正当性はなく市場での公正な競争を阻害する恐れがある

不当な抱き合わせ販売だと判断

 

また設計変更で使えなくなった互換インクをエレコムが破棄しなければならなかった

事情などふまえブラザーに賠償責任があると認めた

 

 

ブラザーにしては厳しい判決になりましたね

この手の裁判はメーカー有利な判決多いんですが消費者にとっては

互換はじめ選択肢が多いのは歓迎です

 

純正インクは高すぎるのはある

だから互換や詰め替えインクに流れる事が以前より増しているハズ

純正インクと詰め替えだったら感覚だけど1/5以下になりそう

 

今回独占禁止法だけど特許侵害というような方法でメーカーも変換するかもしれない

なんといってもインクという消耗品はメーカーの根幹ですからね

我々消費者はこれからも動向を見守る必要ありそうです。