キャノンからBCI-331+BCI-330インクが新発売されました
2種類のブラックとシアン、マゼンダ、イエロー、グレーの6種類です
ブラックが2種あるのはは顔料インクと染料インクです
インクには純正以外に互換タイプや詰め替えなどが存在します
そこで今回はBCI-331+BCI-330インクを詳しく解説します
- BCI-331+BCI-330インク純正
- BCI-331+BCI-330インク互換
- BCI-331+BCI-330インク詰め替え
- BCI-331+BCI-330リサイクルインク
- BCI-331+BCI-330の顔料インクと染料インク
- BCI-331+BCI-330インクのまとめ
BCI-331+BCI-330インク純正
大容量
標準
BCI-331+BCI-330インクは純正が基本だと思います
高品質で安心感があるそして直ぐには非純正は出ない問題は価格が高めなところ
年賀状でも刷っているともう無くなったのって思うこともあるし
プリンターを使用している期間が長いとクリーニングでインクも消費してしまう
メーカーの立場からいうとインクは利益の源で
上場している企業が多いので赤字は許されない、
社員、株主、子会社、販売店と裾野は広い
安定した利益が必要になります
インクは継続して安定する商品である意味価格は固定化しています
これ一例ですがユーザーに届くまで多くのところを通過する必要があります
2021年も裁判がありましたがメーカーはこの販売網を守りたい
互換や詰め替え業者は純正インクの牙城を崩したいという具合です
消費者の立場でいうと純正インクをある程度印字することがあると
1個1,000円ほどのインクでも5個消費してしまうとまとまったお金になる
インクカートリッジにはチップがあったり形も形成するし液体の濃さもあるけど
子供の頃書道教室に通っていましたが墨汁を買うわけです確か200mlほどで
100円以下だった気がしますが1/10以下の容量のインクが墨汁の10倍する
同じものではないけど墨汁ぐらいの価格が詰め替えだとしたらかなり納得できる
純正価格の不満は結構大きなものだと思います
BCI-331+BCI-330インク互換
BCI-331+BCI-330で互換は純正と対です
言い方を変えれば海賊版といわれるものです
互換インクの特徴は純正のように取り換えるだけなのでラクです
それと当然魅力は価格です純正の半値以下
デメリットもあるので要注意です
- メーカーと対なので裁判とか故障した場合もしかすると互換インクのせいにされる
- 品質に劣る(初期不良)
- 互換業者は小企業が多いので不安
- 例えば初期不良で印字出来なくなりその原因がわかるまで互換業者の連絡待ちなど業務がストップするようなことも
BCI-331+BCI-330インク詰め替え
詰め替えインクは互換よりさらに価格が安い場合があります
自分で液体をカートリッジに流し込みます
量を裁量で流し込めますが互換と違って面倒な一面があります
手に液体が付く可能性や詰め替えで下に何かを敷く方がいいなどです
デメリットは詰め替えも互換と同じでメーカーと対なので
先の互換のデメリットと同じです
BCI-331+BCI-330インク詰め替えか互換かはどっちでもいいでしょう
お好みでよさそうです
詰め替えは面倒ですが使い勝手がよい印象です
そして詰め替えのコストは純正と比べ物にならない
価格的な不満はなくなります
純正インクもこれくらいの価格になるのがいいのでしょう
ただ詰め替えインクで疑問があります
個人的な感覚なのですが詰め替えインク業者さんにはその販売している液体がどうなのか公開してほしいですね出来れば純正インクより本当は物がいいとか
純正より目詰まりはしないみたいなどんな液体なのかもう少し知りたいですね
気にしているのは例えば本体のヘッドなんかの寿命を短くしているんじゃないのかっていうようなモヤモヤ
BCI-331+BCI-330リサイクルインク
リサイクルインクとは
こちらもメーカーとは対です
量販店とか役所でも見かけるカートリッジをよく集めています
この使用済み空のカートリッジを日本で集めて海外に持っていきます
海外で選別やクリーニングを行い再び日本へ運びます
日本でリサイクル品として再販するのです
リサイクルインクは集める海外へ運ぶ再び日本へと
いう具合に人件費や経費がかかるので価格は互換や詰め替えに比べて高めです
リサイクルインクのデメリットは
価格と対応機種が少ないですね
メーカー年間いくつか機種を発売しますがインクもそれぞれ違います
しかし売れ筋じゃないと手間をかけるメリットが業者になくなるからです
エコリカは2020年キャノンを提訴しました
インクカートリッジのチップをメーカーが触れなくして
エコリカが商売出来ないというものです
メーカーも業者も必死です
BCI-331+BCI-330の顔料インクと染料インク
BCI-331+BCI-330にもブラックが2種類あるのは顔料と染料を使い分けています
顔料インクは用紙の表面に付着します
染料インクは表面に染み込ませます
染料インクは光沢紙へ印刷する場合用紙の質感がそのまま印刷結果に
光沢感のある写真印刷が可能です
コピーや文章にも印刷できるので幅広い活躍が出来ます
逆に顔料インクは先の説明でもあったように用紙に染み込みにくいわけです
だからインク径が広がらずよりくっきりとした印刷が可能となります
他にも顔料インクはオゾンや光に分解されにくく耐水性が高い水濡れでもにじみにくい特性があります
ブラックが2色あるのは顔料インクと染料インクのいいとこどり
永年維持と発色という具合です
BCI-331+BCI-330インクのまとめ
BCI-331+BCI-330インク発売が間もないなら純正以外の選択肢がありません
非純正は遅れてやって来ますし製品化しない場合もあります
純正以外は自己責任です
だから1円安い業者を追求するのではなく大手の業者や小さくても社長の顔が見えるところがいいと思います
それとリスク管理でしょうか純正以外は
業者に連絡すると印字した紙と不良品を送付してほしいもしくは引き取りにいく
その間業務がストップしたり運送屋さんとのやり取りが増える
メーカーの複合機の取説なんかを読むと
純正インクを使用することによって最大限の色を出すことが出来るとか
純正インクを使わない印字は機械のトラブルの原因になるような記載があります
先の純正インクで説明したとおり
純正インクの激安価格にするにはかなり困難です
定価の半値にはなりません
ハードルは高いがメーカーと直接交渉しかないのか?
純正インクではなく互換品業者が裁判で勝つ
2021年9月30日裁判の判決が東京地裁であった
インクジェットプリンターの設計を変えて純正品のインクしか使えないようにしたと
互換品カートリッジを販売するエレコムなどがブラザー工業を相手取り
設計変更の差し止めと約1,500万円の賠償を求めた訴訟
裁判長は設計変更が独占禁止法違反(不公平な取引方法)にあたると認めた
約150万円の賠償をブラザーに命じたというもの
この裁判の内容ですが
ブラザーは2018年12月以降製造販売したプリンターについて
インクの読み取り機能の設計を変更し互換品を認識しないようにした
プリンター製造のメーカーはプリンターや複合機の本体を抑え
利益率の高い純正品インクを継続購入してもらうことで収益を上げていると指摘
互換品が売れれば売れるほどメーカーの経済的打撃が大きくなると説明
そのうえでブラザーの設計変更の目的は互換品の販売を困難にするためとし
消費者が純正品を購入せざるを得ない状況になった事を認めた
このため設計変更は正当性はなく市場での公正な競争を阻害する恐れがある
不当な抱き合わせ販売だと判断
また設計変更で使えなくなった互換インクをエレコムが破棄しなければならなかった
事情などふまえブラザーに賠償責任があると認めた
ブラザーにしては厳しい判決になりましたね
この手の裁判はメーカー有利な判決多いんですが消費者にとっては
互換はじめ選択肢が多いのは歓迎です
純正インクは高すぎるのはある
だから互換や詰め替えインクに流れる事が以前より増しているハズ
純正インクと詰め替えだったら感覚だけど1/5以下になりそう
今回独占禁止法だけど特許侵害というような方法でメーカーも変換するかもしれない
なんといってもインクという消耗品はメーカーの根幹ですからね
我々消費者はこれからも動向を見守る必要ありそうです。